新年会

平成27年度「在京富岡友の会」新年会報告

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平成27年度「在京富岡友の会」新年会報告

『在京富岡友の会』新年会が、平成27年2月7日(土曜日)正午から、例年通りに東京都新宿区四谷3丁目にある、東京ガス四谷クラブ4階のパーティルームで開かれた。

 出席者は会員が28名、避難中の町民の方が7名、来賓が10名であった。

 当日は、久し振りに晴天で暖かく、春近しを思わせる日差しが差し込んでいた。

 始めに、全員で記念写真の撮影を済ませた。写真の担当は藁谷至理事だ。

 司会は久し振りに、渡邊一彦理事である。 自己紹介のあと、全員で『東日本大震災』の犠牲になられた方々の御霊に黙祷を行った。

 新年会は来賓の紹介から始まった。

 来賓は、宮本皓一町長、塚野芳美町議会議長、三瓶清一産業振興課課長補佐、高荒昌展福島県東京事務所長、遠藤晴久富岡町商工会副会長,品川区から西本貴子区議会議員、品川生活学校かは内藤陽子会長と池田玉枝理事、全国福島県人友の会佐藤純俊代表理事、福岡ふたば学園生徒会OBの菅野恵さんの方々である。

 はじめに武山 健会長の挨拶があった。

「ふるさと富岡も、東日本大震災から早や四年目を迎えるが、国や、県や、町役場など、行政当局の努力にも係らず、なかなか眼に見える復興の姿は見えて来ない。しかし、最近では、いわき市に富岡町民が入居出来る災害復興住宅二棟が完成し、富岡駅周辺の解体工事を始めたとか、月からは竜田駅と原ノ町駅を結ぶ代行バスが走り出すなど、少しずつ明るい話題も訊かれるようになった。

でも、富岡をはじめ双葉地方は、40年間も巨大な電力供給地として首都圏を支えたのだから、今までの貢献度を考えると、国や県はもっと大きな総合マスタープランを立てて、さらに強力な大きな復興を願いたい。

昨年11月に、遠く離れた福岡雙葉学園生徒会主催の学園祭で、3回目の富岡町の展示が開催され、この企画に尽力されたOBの菅野 恵さんをお招きした。

今回は、ご本人が郡山にある富岡町役場や、三春町にある富岡第一‣第二小中学校、そして富岡町を訪れ取材され、そのレポートも展示されたとお聞きする。

大変有難いことで、感謝の限り、レポートは、在京富岡友の会のホームページにも掲載中なので、是非ご覧戴きたい」

そして、今年は是非富岡に「ふるさと納税」をしょうと呼びかけた。

 続いて、在京富岡友の会が預かった米子市の梅翁寺倉瀧真清住職と和子夫人からの義援金20万円を、夫人のカレンダーを添えて、会長から宮本町長に手渡した。

梅翁寺は、鳥取県米子市にある伯耆(ほうき)三十三番札所の第五番札所で、以前から、富岡町に義援金を贈っている。

 和子夫人は、毛筆で書かれる絵画がお上手で、最近地蔵絵の個展を開かれ、その売り上げの一部を寄贈することにされたそうだ。

 続いて、宮本町長のご挨拶と、宮本議長のご挨拶を戴く。

 常磐高速道路の完全開通や、駅前の残骸の整理が終了したとのお話があり、ふるさとも少しは動き始めたと感じる。

 続いた高荒昌展福島県東京事務所長のお話でも、災害以来四年を経た、県の動きを感じる。中央区に新しく日本橋ふくしま館が出来たので、その紹介も話された。

 新年会交流会は、四代会長の関根 功顧問の乾杯から始まった。

 今回から、深谷理事のアイデアでスタート時の座席を決めたためか、各テーブルで話がはずむ。その間を見計らって、来賓の方の挨拶を戴いた。

 品川生活学校の内藤会長からは、富岡町への応援を頂き、遠藤商工会副会長からは、「富岡は負けん」の文字入りタオルを戴き、頑張る富岡町の話に、目頭が熱くなった。

 話が弾んだので、三瓶 充理事お得意の「手品ショー」がやや遅れて始まった。

軽快な話と、巧みな手品の技に、会場は爆笑の渦に沸いた。

 最後に、故郷富岡の復興と一日も早い帰郷を願って、今回も全員で2曲歌うことになった。唱歌「ふるさと」と、冨岡町民歌「冨岡わがまち」、歌の指導は山口諒子副会長や高橋恒子理事な、女子会員がリードしてくれる。歌いながら、参加者の胸にふるさとの想い出が甦ったことだろう。

一日も早い冨岡への帰郷を祈って、片寄洋一副会長の閉会の挨拶と、「一本締め」で散会となった。

(文責 武山)

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平成26年度「在京富岡友の会」新年会報告

 『在京富岡友の会』新年会が、平成26年2月8日(土曜日)正午から、東京都新宿区四谷3丁目にある東京ガス四谷クラブ4階のパーティルームで開かれた。出席者は会員が30名、避難中の町民の方が6名、来賓が7名であった。

 当日は、20年来の雪で夕刻に向けて大雪が予想され、気象庁は外出を止めるように呼びかけていた最中であった。

 司会は総務担当の深谷忠正理事、自己紹介のあと全員で『東日本大震災』で犠牲になられた方の御霊に黙祷を行った。

 新年会は、来賓の紹介から始まった。

 来賓は、塚野芳美町議会議長、佐藤臣克事務局長、三瓶清一産業振興課課長補佐、福島民報から芳見弘一東京支社長、福島民友から濱地伸男営業部長、品川生活学校からは内藤陽子会長と副会長の方々である。

 富岡町宮本皓一新町長は、避難町民との対話集会のため欠席された。

はじめに武山 健会長がご挨拶を行った。

「富岡町も昨年の選挙で、新しい町の首脳陣が誕生しました。この頃テレビ・新聞などを見聞きし、同じ被害の町村と比べて富岡町の報道が少ないと感じています。声を出さないと報道はとりあげません。問題がないと世間には思われます。折角、富岡町も新体制となられたわけですから、役場を始め町民の皆さん、我々会員も含め、町の現状について、大きな声を挙げていきましょう。町の復興に関しては、是非、我々会員を利用して頂きたいと思います」と述べた後、第30号の会報記事が取り持つ縁で、昨年も行われた遠く離れた九州は福岡市の福岡雙葉学園生徒会から、富岡第一中学、富岡高校バドミントン部に24万2969円の支援金を委託されたことを伝えた。

 さらに、横浜市にお住まいの林田素子さんから、『日本の子どもの歌』単行本の150冊の寄贈と、クラシックの音楽家で、若い女性指揮者の前田ユリさんから、音楽会に招待の話が参ったことを告げた。

 3月8日公演のオーケストラ・エレテール定期演奏会と、4月13日公演のアイノラ交響楽団定期演奏会に、我々会員を含めて首都圏に避難されている町民の方を招待したいと言うことで、公演会場は杉並公会堂大ホールである。

〔招待の細目は、別記を参照〕

 続いて、塚野芳美町議会議長が、富岡町の現状を伝え、復興の決意を述べた。次に三瓶課長補佐が、宮本皓一町長の代理として、挨拶を代読し、電文の披露も行った。

 次に、武山会長が福岡雙葉学園生徒会から、富岡第一中学、富岡高校バドミントン部に寄せられた24万2969円の支援金を、塚野芳美町議会議長に手渡した。

 司会の深谷理事が、来賓と会員の津田靖志氏からのご寄付を披露した。

 続いて、片寄洋一副会長が乾杯の音頭をとり、ふるさと復興の誓いと全員の健康を祈念し、懇親交流会が始まった。

 大雪の中で出席された方々なので、雪の話題から話が弾む。

 宴たけなわで、三瓶 充理事が、手品を披露し、手品の後ですぐに種を明かすので、会場は大いに盛り上がりを見せた。

 素人とは思えない、鮮やかな手捌きであった。

 交流会の中ほどで、堀本秀雄理事から、今年の「ふるさと訪問」の企画が提案され、新年会終了後に担当役員で検討されることになった。

 最後に、故郷富岡の復興と一日も早い帰郷を願って、今回は2曲歌うことになった。歌の指導は木幡公典監事、初めに、富岡町町民歌 「富岡わがまち」、続いて復興支援歌「花は咲く」を歌うことになった。

 富岡町民歌「富岡わがまち」は、幾度もの練習の後、全員で上手に合唱できたが、復興支援歌「花は咲く」は有志の合唱となった。

 最後に、閉会の言葉と、一本締めを遠藤副会長が行って、大雪の中の新年会は無事終了した。

文責 武山

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平成25年度「在京富岡友の会」新年会報告

「在京富岡友の会」新年会が、平成25年2月9日(土曜日)正午から、東京都新宿区四谷3丁目にある東京ガス四谷クラブ4階のパーティルームで、開かれた。出席者は会員が36名、避難中の町民の方が6名、来賓が5名である。

司会は会員の醍醐徳文理事、自己紹介のあと全員で『東日本大震災』で犠牲になられた方の御霊に黙祷を行った。

続いて、来賓の紹介を行った。

来賓は、富岡町遠藤勝也町長、宮本皓一町議会議長、三瓶清一産業振興課課長補佐、福島民報から今泉敏徳東京支社長代理、福岡雙葉学園生徒会を代表してOBの菅野 恵(めぐむ)さんである。

続いて、武山 健会長のご挨拶となった。

遠藤町長を始め、富岡町行政に携わる方々に感謝した後、次のように述べた。

「この会も、発足以来25年になりました。大震災発生と同時にスタートしました富岡町復興募金活動は、昨年の1月までの第1期義援金として、209万円となりました。

続いて行なわれた第2期義援金は、この1月末で132万5088円となりました。本当に有難うございます。賛同者は第1期、第2期を合わせ、延べ人数、会員189名、会員外77名、2団体となりました。ご協力に心から御礼も申し上げます。これまでの義援金については、昨年の「友の会だより」と、ホームページに詳しく報告してありますのでご覧ください。

昨年総会で寄贈いたしました後の義援金が、51万円2088円集まりましたので、本日町長に贈呈いたします。

義援金については、多くの感動的な出来事がありました。

近くの喫茶店に富岡町の現況を伝えるコーナーを作りましたところ、毎月旦那様に内緒で2000円ずつ寄付された方が出たり、遠く島根県から多額の義援金が送られた方も居られます。

 昨年末には、遠く離れた九州は福岡市の福岡雙葉学園生徒会から、富岡町に26万0088円の義援金を戴きました。 本日は、この間を取り持っていただいた同校出身の菅野 恵さんをお招きしました。

 菅野さんは、私の学生時代の友人のお嬢さんで、本業はイラスト・レーターです。震災復興に大変熱心に取り組んでおられます。

 菅野さんの母校である福岡雙葉学園で学園祭があり、そこに震災をテーマした展示コーナーに、友の会が協力しました。沢山の義援金が集まったそうで、生徒会総会で富岡町に贈ると議決されたそうです。義援金と一緒に生徒会長さんからお手紙を戴きました。」

菅野さんが、友の会に寄せた手紙を読んだ。

遠く離れた九州からの、心温まる励ましの言葉がほとばしる。大きな感動が会場を包んだ。

続いて、義援金贈呈に入った。

プレゼンターは、冨澤 誠会計理事と、菅野 恵さん。

遠藤勝也町長が、義援金の御礼とともに、富岡町の現況を語った。

「大震災以来一年10ヶ月経過したが、今年から除染をさらに進め、なんとしてもあと4年で帰郷を果たしたい。最近全国に避難されている町民の方に、帰郷のアンケートを実施したが、帰りたい方15%、帰らない方40%、残りはどうするか決めかねている方であった。国から1000万の予算も得たので、今年こそ町民が夜ノ森の桜を見に行けるようにしたい」

と、現況を話されながら、強い町復興の決意を述べられた。

スピーチ後、10ヶ月ほど前に空から撮影された新年会のパンフに載った富岡町の空撮写真を、遠藤町長が食い入るように見つめていた姿は心打たれるものだった。

続いて、宮本議長が、「ほとんど町長が話されたので」と言いながらの挨拶が続いた後、第4代会長で関根 功顧問が、乾杯の音頭をとり、ふるさと復興の誓いと全員の健康を祈念し、懇親交流会に入った。

新年の縁起物プレゼントとして、全員に会津郷土玩具の「起き上がり小法師」を配った。山口 諒子副会長が趣旨を説明する。

「何度倒しても起き上がる『七転び八起き』の不屈の精神を表してます」

我々も、頑張らねばという気持ちが会場に流れる。今年はNHKの大河ドラマで『八重の桜』が放映中で、さらにふるさとが盛り上がるだろう。

続いて、ビックなふるさと旅行企画が交流担当の堀本秀雄理事から発表された。なんと、桜の咲く時期に、富岡へバス旅行をしようというのだ。

会場だけで、20名の申込があり、今後の期待が高まった。福島の観光ポスターが会場に張られ、雰囲気をかもし出している。

遠藤徹雄副会長が、杉戸町に避難している町民が作る「杉戸元気会」について話された。

食事が進みふるさと言葉の会話が弾み、会場に和やかな空気が流れる。

会員で「麦畑」をヒットさせた歌手のよの森あかねさんが、ヒット曲を歌い出した。友の会では、震災以来始めて流れた歌声だ。

すると、次々と会員がマイクの前に飛び出して、会場に歌が流れ出す。本当に久し振りである。熱心な話し合いと、歌声が予定の3時まで続いた。

おひらき近くに、唱歌「ふるさと」の大合唱が、高橋恒子理事のタクトで流れ出し、全員の大合唱になった。

 閉会の〆は、片寄洋一副会長、健康とふるさと復興を念じての、挨拶となった。

文責 武山

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平成24年度「在京富岡友の会」新年会報告

 平成24年2月4日、正午から午後3時半まで、新宿区四谷にある東京ガス四谷クラブ、パーティールームで、新年会が開かれました。

出席の方々は、以下の通りです。

【来賓】

富岡町から

町議会議長 猪狩利衛氏

同 副議長 黒澤英男氏

産業振興課 課長 小坂和弘氏

同 係長 猪狩 力氏

福島民報社 営業部長 野村辰行氏

福島民友新聞社 営業部長 濱地伸男氏

6名の方

出席予定であった遠藤勝也町長は、野田総理との除染対策会議のため急遽欠席となりました。

【会員】

44名

【特別参加の方】

3名

【避難されている町民の方】

3名

合計56名のご出席を頂きました。

会員には、富岡町から「広報とみおか平成24年1月13日号」と、震災復興第2期義援金用紙が配られました。

新年会に先立ち、記念写真の撮影を済ませた後、渡邊一彦理事の司会で、東日本大震災で尊い命を失われた方々の霊に黙祷を捧げ、遠藤徹雄副会長の開会の言葉に続き、武山 健会長の挨拶が以下のようにありました。

「今年も宜しくお願いします。平成23年度の義援金は、209万円になりました。既に170万円は遠藤町長にお渡ししましたが、残り39万円は本日お渡しいたします。これも、会員と会員のご友人のご協力の賜物で、心から御礼申し上げます。

続いて役員会の方針で平成24年度の義援金も始めますので、ご協力お願いいたします。特に原発事故を被った福島沿岸地区、富岡町を忘れられないように、ご友人の方にも義援金をお願いしてください。

 5月からは、友の会のホームページをスタート、11月には会報を発行して、情報の大切さを改めて知りました。今後さらに充実させていきたいと思います。

 東京近郊に約2700名の町民の方が、避難されて来ています。避難が長引くと孤立化の恐れがあるので、私たちも何か、お役に立ちたいと思います。故郷に元気で帰れるように頑張りましょう」(要旨)

次いで、来賓のご挨拶になり、猪狩議長が在京富岡友の会に感謝の言葉を述べられたあと、富岡町の除染報告と汚染の濃度に応じて、国から区域分けの提案が出てくることもあると話され、現在の心情を次のように述べられました。

「富岡町の住民は、乞食のようになってしまいました。今は、お貰いをするしか生きるすべが無いのが残念です。しかし、何とか除染して、元通りの富岡町に戻る決意です。」(要旨)

遠藤町長は、次のような挨拶を寄せられ、小坂課長が代読されました。

「日頃から、町政に対するご支援とご協力に、心から御礼申し上げます。富岡町は現在『警戒区域』指定が継続中で、町民1万6000名が避難し、東京都内には883名が避難中です。このような状況の中で、各階層の町民が参加して『復興ビジョン』が策定されました。それを具現化する『復興計画』も、6月までに策定予定です。現在夜ノ森公園と第2中学校の2箇所で、国直轄による除染モデル事業を行っていますが、今後本格的な除染作業に入ると思います。4月になれば、国から放射能物質の年間被爆量による区域分けが示される予定ですが、国、県及び郡内市町村長と協議をし、今後の方針を打ち出してまいります。町への帰還については、多くの課題が山積ですが、一つ一つ解決していきたいと思います」(要旨)

続いて、義援金の贈呈に入り、深谷亘美会長代行から富岡町当局に寄贈され、次いで、武山会長から、鳥取県大山寺の『富岡町復興祈願』のお札が寄贈されました。

このお札は、鳥取県米子市在住の武山輝詔氏(富岡町月の下出身)から、富岡町に寄贈するように依頼されたものです。

乾杯は、初代会長の佐々木七郎顧問の音頭で、「富岡町の復興と、集いあった皆さんの健勝」を祈願し、声高らかに行われました。

会場には、福島産の美酒が並び、富岡町の現状を伝えるDVDが流され、在京富岡友の会のホームページが披露され、好評を博しました。

会場のテーブルでは、参加者の熱心な会話が弾み、熱気が会場を包み、故郷への想いが溢れておりました。懇談は3時間に及びました。

閉会の一本締めを片寄洋一副会長が行い、お互いに故郷復興を誓った3時間半でした。

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